食欲の秋 最終回!「自律神経」の正体とは?
これまで「食欲の秋」をテーマに、胃・腸・エネルギー・筋肉についてご紹介してきました。
食べ物を胃で消化し、腸で栄養を吸収する。その栄養からATP(エネルギー)を作り、筋肉などが利用する。
実は、こうした身体の働きの調節にも深く関わっているのが、今回のテーマ「自律神経」です!
そもそも自律神経って何?
自律神経とは、簡単にいうと「身体を自動で調節してくれる神経」です。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、心拍・血管・発汗・胃腸の働きなどを、身体の状況に合わせて無意識に調節しています。
食事の際には副交感神経が消化管の活動を促す方向に働き、運動時には交感神経の活動が高まり、心拍や血流などを調節します。
つまり、これまでお話しした「食べる」「消化する」「動く」という活動の裏側でも、自律神経が働いているんです!

なぜ秋は体調を崩しやすい?
秋は朝晩と日中の寒暖差が大きくなりやすい季節です。
気温が下がれば、身体は血管を収縮させて熱が逃げすぎないようにするなど、体温を一定に保とうとします。
また、「雨の前は頭が痛い」「天気が悪いと身体がだるい」という方もいます。
気圧変化を身体が感じ取る仕組みについてはまだ研究が続いていますが、その一つとして耳の奥にある「内耳」の関与が注目されています。
気温や気圧など環境が変化するたび、身体はその環境に適応しようとさまざまな調節を行います。
そこに睡眠不足や疲労、生活リズムの変化などが重なると、頭痛・だるさ・めまい・胃腸の不調などを感じる方もいます。
秋を元気に過ごすためには?
特別なことをするより、まずは食事・睡眠・適度な運動といった基本的な生活習慣が大切です。
朝起きたら日光を浴びる、睡眠時間を確保する、ウォーキングなどで身体を動かす。そして食欲の秋だからこそ、食べ過ぎが続かないよう胃腸も休ませてあげましょう。
胃で消化し、腸で吸収する。
栄養からエネルギーを作り、筋肉が身体を動かす。
そして、それらがうまく働けるよう身体を調節する。
全5回を通して、普段何気なくしている「食べる」「動く」には、たくさんの身体の仕組みが関わっていることをご紹介しました。
今年の食欲の秋は、美味しいものを楽しみながら、自分の身体にも少し目を向けてみてくださいね!
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