「気象病」のメカニズム
私たちの身体には、気圧という空気の重みが常にかかっています。気圧は常に変化しており、低気圧になると雲が発生しやすく、雲や雨となっていきます。山登りに密閉されたお菓子の袋を持っていくと、山頂まで行くと袋は大きくなります。これは高地では平地に比べ気圧が低くなっているためです。お菓子の袋の空気の量は変わりませんが、低気圧つまり周りから押す力が弱くなっているため袋が膨らむのです。
これが私たちの身体でも小さな変化ですが同様なことが起こります。関節包が膨らめば関節痛が起き、頭の血管が膨らめば頭痛が起こり、むくみが生じたり、倦怠感が起きたりしてしまうのです。
「気象病」の対抗策
気圧の変動に対して身体を一定に保つためには自律神経の働きが不可欠です。ですから自律神経を整える生活を送ることが大切です。
朝起きたら日光を浴びる習慣をつけましょう。体内時計がリセットされ自律神経も整います。
現代人は暑くなるとすぐにエアコンをつけ、正常な発汗能力が低下しています。軽い運動を行い暑い時は汗をかくという正常な反応を身体に覚えさせましょう。
36~40℃程度のぬるま湯に浸かることで副交感神経が優位にあり、睡眠の質もあがります。シャワーのみで済ませているかたもぜひゆっくりとお風呂に浸かることをお勧めします。
自律神経のバランスを整えるような日常生活をおくることで、ストレス解消や健康的身体づくりに役立ちます。心身の不調を感じているかたはぜひ実践してみてください!